三つ子妊娠17週目になりました!
食べづわりも治まってきて、ママは元気いっぱいです!
いきなり子宮頚管縫縮手術の説明!?
今まで、近所の阪大病院で妊婦検診をしてもらっていたのですが、三つ子の妊娠出産ということで、設備の整っている和歌山医科大学付属病院へ移ることになりました!
妊娠17週目のエコーでも、三つ子の赤ちゃんたちは、お腹の中で元気に育ってくれていました!
しかし、今回初対面の先生から、いきなりびっくりな発言です!
「子宮口を縛る手術が必要です。」
えーー!手術!?
確かに、重力の影響で子宮が下に落ちてきてしまうため、早産を防ぐために手術が必要な場合もあることは知っていましたが、あまりに急だったので驚きました!
子宮頚管縫縮手術とは
読み方は、「しきゅうけいかんほうしゅくしゅじゅつ」です。
私の場合は三つ子妊娠なので、普通の妊婦さんよりも子宮全体が重くなってしまいます。
重力の影響で重くなった子宮は、どんどん下に落ちてきてしまい、放っておくと、早産の可能性が高くなります。
そのため、子宮の入り口「子宮頚管」を縛る手術が必要なのです。
子宮頚管縫縮手術のための管理入院
通常は、子宮頚管縫縮手術の後は、1週間で退院できますが、手術後はお腹が張る場合が多いので、お腹の張り具合によっては、出産までずっと入院もあり得ると説明されました。
子宮頚管縫縮手術にむけての準備
妊娠17週目の妊婦検診の後は、子宮頚管縫縮手術のために、血液検査と心電図もとって帰りました。
手術なんて初めてなので、すごくドキドキしました!!双子や三つ子妊娠の場合、赤ちゃんたちや羊水の重みで子宮がだんだんと下がってくるため、早産防止のために子宮口を縛る手術が必要な場合があります。
この記事では、私の子宮頚管縫縮手術の体験談をご紹介します!
私は三つ子妊娠なので、問答無用で手術が必要!だと説明してもらいました^^;
※普通に一人の赤ちゃんの場合でも、手術が必要な場合があります。
子宮頚管縫縮手術当日に入院開始!
2007.7.11 Wed 雨
今日から三つ子を出産予定の和歌山医科大学付属病院へ入院です。
そして今日いきなり子宮頚管縫縮手術なんです!
まず、朝10時に病院について、受付を済ませました。
産婦人科の病棟に行くと、看護師さんが設備の説明をしながら部屋まで案内してくれました。
追加料金のかからない大部屋を希望していたのに、空きがないからとトイレ付きの個室になりました。
ラッキーです!
子宮頚管縫縮手術までは絶食
ところで、子宮頚管縫縮手術は、先生の外来診察時間の終わる17時以降になるとのこと。
朝食はしっかり食べてきたけれど、昼食以降は絶食。
水のみなら14時までは飲んでも大丈夫とのこと。
それにしても、17時過ぎまでベッドで待っているのは長いなぁ。
なんてったって、お腹がすいちゃいます!!
下の毛を剃ってもらったよ!
手術までの時間に、看護師さんに下の毛を剃ってもらいました。
剃る部分は、脱毛サロンの位置でいうと、Iラインです。
妊娠中、伸ばしっぱなしだったので恥ずかしかったです^^;
下半身麻酔の説明をしてもらったよ
麻酔科の先生が病室に来てくださり、下半身麻酔の流れについて説明をしてくれました。
でも、話を聞いているだけでは、あまりわかりません^^;
手術の説明は、担当医ではない先生がしてくれました。
今回の先生も、三つ子出産のリスクについて説明してくれました。
「三つ子妊娠は母体にとっては命がけです。」
前に別の先生からも聞いたセリフ。
分かってますとも。
子宮頚管縫縮手術の流れ
下半身麻酔は意外と平気
手術は17時半開始でした!
私は手術服に着替えて、点滴(なんだったかな?)を打たれながら車椅子で運ばれました。
手術室に入ると、先生たちがたくさん!!
すごくびっくりしました。
大学病院なので、若い先生がこの手術についての説明を受けている様子でした。
先生間の指導の様子が、リアルな解説付きで少し怖くなってしまいました。
下半身麻酔は背中に打たれたけれど、打たれているときは痛かったです!
半泣きです!
しかも、最初はものすごい吐き気がしました。
私の体を支えてくれている先生が「大丈夫だから」と励ましてくれたのでほっとしました。
でもすぐに麻酔が効いてきて、吐き気も治まり、下半身の感覚がなくなりました。
子宮頚管縫縮手術開始
そして手術が始まりましたが、顔の前にカーテンがかかったので、何が行われているか全くわかりませんでした。
ただ、定期的な血圧測定、心拍計測だけがわかりました。
不安だったけれど、麻酔科の先生が常に「大丈夫ですか?」と聞いていてくれたので少しは安心できました。
子宮頚管縫縮手術が終わってから
20分後、手術は無事終了です。
私はベッドに移動させられ、ベッドごと病室に移動しました。
病室についたころにはもう左足の感覚が戻ってきていました。
ベッド上では、両足に血栓防止のためのクッションが膨らんだり縮んだりする装置が付けられ、お腹の張り止めの点滴(ウテメリン)がぽとぽと、おしっこの管もつけられていました。
夜8時ごろまで家族が付き添っていてくれたので安心でした。
夜9時ごろには麻酔が完全にきれ、両足の感覚が戻ってきました。
喉が渇くのに、水が飲めない!
そして、のどがすごく渇いてきました!
つらい・・・。
夜中、何度も看護師さんが様子を見に来てくれました。
私は下腹部が痛くて痛くてつらいです。
もっとつらいのが、のどの渇きでした。
看護師さんの話では、夜11時には氷を口に含むことはできるとのこと。
のどがカラカラでつらくて、冷や汗ばかりがでてきます。
脱水症状?
担当医の先生も様子を見に来てくれましたが、赤ちゃんたちのためには痛み止めは極力飲まないほうがいいと言われたので、我慢、我慢でした!
結局、看護師さんが氷を持ってきてくれたのは0時頃になりました。
氷!氷!
この氷で私は生き返りました!!
下腹部の痛みも消えました。
この夜以降、氷は私にとって、『命の氷』となりました。
それと、優しくしてくれた看護師さんと先生たちに感謝です!
子宮頚管縫縮手術の翌日の様子
2007年7月12日
18w2d
尿管と点滴の管につながれて、身動きがとれません!!
そして、1日ぶりの食事がとてもうれしかったです。
お腹がすいていたので、おかゆがとってもおいしく感じられました!
子宮頚管縫縮手術の2日後
2007年7月13日18w3d
まだベッドの上での生活です。
朝ごはんは、食パンとヨーグルトがでて、やった~~!!でした!
子宮頚管縫縮手術の3日後
子宮の重みで早産にならないように、子宮の入り口をくくる手術から3日目♪
やっと、おしっこの管がとれて、自由に動けるようになりました。
子宮頚管縫縮手術の4日後
妊婦なのに、一般的な病人食が毎日続くのには、精神的に苦しくなってきました。
だんだん辛くなってきたぞ!
子宮頚管縫縮手術の5日後
三つ子妊娠19週目・胎動が分かるようになりました!
赤ちゃんの心音をモニターしているときに、少しずつ 赤ちゃんが動いたときがわかるようになってきました。
3人のうち、誰かはまだわからないけれど、胎動を感じるって楽しいですね!
入院中、もらってうれしかったもの
母が、みかんジュースを買ってきてくれました!
毎日 病院の質素な食事だけだったので、とっても嬉しかったです。
子宮頚管縫縮手術の6日後
お腹の張りを抑えるための点滴「ウテメリン」がはずれて、ようやく自由に動き回れるようになりました。
管理入院中、網膜剥離になりました!
なんと朝起きたら、左目の一部分が、灰色に見え、その部分だけ、何も見えなくなっていたんです。
眼科へ受診した結果、一部分 網膜はく離。
妊娠の負担なのか、張り止めの点滴の副作用かは不明とのこと。
しかし、10年経った今も、網膜剥離は治っておらず、一部分が見えていません。
三つ子妊娠の代償はそれなりにあるということです。
突然、退院してください!
朝、手術後はじめて検診に呼ばれたと思ったら突然、
「今日いまから 退院してください」
と、言われてしまいました。
えーーー!
平日の朝に、否応なく、病室を追い出されてしまいました。
仕方なく、電車で帰りました。
和歌山県の病院から、大阪府の自宅まで帰るのは、妊娠19週の三つ子妊婦にとって、とても大変だったことを覚えています。
1週間ぶりに自宅へ帰宅するとお風呂に幼虫が!
子宮頚管縫縮手術のための、1週間の入院から帰宅したら。。。
なんと!!
お風呂に!!
うにうにうに~~~と、
細長くて くねくねしたものが、大量発生!!
強制的に退院させられたことよりも、お風呂のうにょうにょの方が恐ろしかったです!
まとめ
心配するほど、大変ではなかったよ!
↓三つ子だわ!
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