こんにちは。幻想と現実をつなぐRIHOです。
正直に言います。
今回の「この街のクリエイター博覧会2025」──悔しい気持ちがたくさんありました。
「面白いですね」と言ってくださる方はいた。
「世界観が素敵」と声をかけてくださる方もいた。
それは本当に嬉しくて、
ちゃんと伝わっているんだな、と心がふっと温かくなりました。
でも──
それだけでは、“仕事”にはならなかった。
「この人に、何をお願いできるんですか?」
その答えを、私は──ちゃんと届けられていなかったんです。
私は、ただの“クリエイター”として見られていました。
物語を作る人。可愛い世界観を作る人。
でも、それは私が本当にやりたいことの……半分でしかなくて。
私が本当にやりたいのは、
“世界観で売る”を、仕組みにすること。
物語や空気感を、ビジネスとして価値に変えること。
今回は、それをちゃんと伝えられなかった。
だからこそ、悔しい。
でも、この悔しさは──次への布石にする。
また、やってしまいました🌀
展示会の前日。
出展社のリストをチェックしていた私は、ふと気づきます。
「……あれ? 周り、CG・映像制作会社ばかりじゃない?」
そしてついに、重大なことに気づきました。
出展ジャンル、完全に間違えてた!!!
私の仕事は「広告・企画」。
なのに、「映像・アニメーション」のカテゴリで出していたんです。
全然、違うやないかーい……!
と心の中で盛大にツッコミながら、
でも、不思議とワクワクしている自分もいました。
カッコイイ映像が流れるキラキラしたブースたちに囲まれて、
私はただ一人──
静かに、ある探偵事務所の世界観の中で佇む🕯️
……最高に面白い。
音も光もあふれる展示会の中で、
私は“そっとひと息つける小さな劇場”のようなブースをお届けしました。
「面白い」と言ってもらえるのは、とても嬉しい
ブースに立っていると、たくさんの方が足を止めてくださいました。
「面白いですね」
「世界観が素敵」
そんな言葉をいただけて、
本当に嬉しく、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
私が日々考えている「物語で届ける」という形が、
ちゃんと伝わっているんだな、と。
心がふっと温かくなる瞬間でした。
でも、それだけでは“仕事”にはならない
同時に、こんなことにも気づきました。
「面白い」だけでは、人は動かない。
「この人に何を頼めるのか」が明確じゃなければ、
そこから先の“仕事”には繋がらないんだ、と。
実際、今回お問い合わせに繋がることはありませんでした。
理由はとてもシンプル。
「ここからどう関われるか」の案内がなかったから。
世界観の中に、“入り口”が必要だった
世界観をつくること。
それは、私の得意なことです。
でも、その世界を見てくださった方に、
**「ここから一緒にできるんですよ」**と伝えること。
その“入り口の設計”が足りなかったんです。
たとえば──
- 物語のある商品を作りたい人
- オリジナルの世界観でブランドを育てたい人
- 動画やSNSで、もっと深いファン作りをしたい人
そんな方に向けて、
「私はこういう形でお手伝いできます」
という案内が、必要だった。
2つのビジネス展示会に出て、改めて思ったこと
「シナリオライターですか?」
「イラストレーター?」
「ナレーター?」
「動画編集者ですか?」
──全部、違う。
何度もそう答えてきました。
でも、そのたびに聞かれる。
「じゃあ、何をしてる人なんですか?」
正直、悔しかった。
私は、“ただのクリエイター”としてしか見られていないんだ。
そんな現実に、改めて気づいてしまったから。
「この街のクリエイター博覧会2025」では、
私と似たようなジャンルで活動している男性の経営者さんも出展されていました。
不思議なことに──
彼のブースには、スーツ姿のビジネスマンたちが、次々と名刺交換に訪れていたんです。
もちろん、ブースの見せ方が違う。
「経営者です」「ビジネスです」と伝える設計がちゃんとある。
一方で私は、
言葉にしなくても世界観が伝わる空間を目指していた。
でもそこに、
「すぐに結果が見えるもの」を求めている人たちの足は、止まりにくい。
それが、現実でした。
だけど、確かに届いた人もいる
それでも──
私のブースに誰も来なかったわけじゃありません。
何も説明しなくても、
そっと立ち止まり、やさしい目で見つめてくれる方がいた。
私が大切にしてきた“空気”や“佇まい”を、ちゃんと感じ取ってくれていた。
だから、私は観察した。分析した。
そして、見えてきたんです。
私の強みと、勝ち筋。
ビジネスの世界では、
「すぐに売れるもの」「成果が見えるもの」が好まれる。
でも、私のプロデュースは違う。
じっくりと好きになってもらう仕組みをつくること。
心に灯るような物語を、丁寧に育てていくこと。
それは、すぐに“数字”にはならないかもしれない。
だけど、時間をかけて好きになってもらえたものは、
きっと、長く、深く、愛される。
これこそが、私にしかできないこと。
そしてそれは、きっと──
誰かの「本当に欲しかったもの」に繋がっていく。
次は、こう見せていきます
🌿
だから、次の展示会では──
「この人にお願いしたい」
そう思ってもらえるように。
“世界観で売る”を、仕組みにして見せるブースをつくります。
静かに佇みながらも、
ちゃんと“仕事の入り口”がわかる形で。
おわりに
試行錯誤の連続だけど、
ブランドも、物語も、ゆっくりと、自分の手で育てていく。
また次の展示会で、
「今回はこう来たか…!」
そう言ってもらえるように。
今日も私は、
静かに、でも確かに──仕掛けていきます🕯️