「ホワイトクリスマス」という言葉を聞くことがありますが、本当はどんな意味があるのでしょうか。真っ白の雪が降るから?それとも…(変な意味は書かないからね)?
今回は、ホワイトクリスマスの意味をご紹介するとともに、気になる「ブラッククリスマス」や「ホワイトお正月」という言葉についてもご説明いたします。
クリスマスレンジャー!
クリスマスホワイト!クリスマスピンク!…以下省略。
ホワイトクリスマスの意味とは
ホワイトクリスマス(白いクリスマス)は、12月24日のクリスマスイブまたは、12月25日のクリスマスに雪が積もることをいいます。
雪が降っているだけで、雪が積もっていなければ、ホワイトクリスマスとは言いません。
実は、ホワイトクリスマスがみられるのは、地球の中でも北半球だけです。北半球はクリスマスシーズンに季節が冬だからです。一方、南半球ではクリスマスシーズンは夏なので、雪は降りません。
ホワイトクリスマスになりやすい国はどこ?
日本では、あまりホワイトクリスマスにはなりませんよね。日本でも北海道の日本海側では、ホワイトクリスマスになる可能性もあります。しかし、東京や大阪では、滅多にクリスマスに雪が降ることはありません。
では、北半球のどの地域・国ではホワイトクリスマスになりやすいのでしょうか。
ホワイトクリスマスになりやすい地域は、ユーラシア大陸の北部や北アメリカ大陸の北部などです。
例えば、アラスカ、北欧、シベリアなどの国が気候的にホワイトクリスマスになりやすいです。トナカイさんがいる国のイメージですね♪
ホワイトアウトクリスマスとは何?
クリスマスに積雪するホワイトクリスマスの他に、ホワイトアウトクリスマスという言葉もあります。
ホワイトアウトクリスマスは、クリスマスに地面が見えないほど、ぎっしりと雪が積もっている状態のことです。
ホワイトアウトクリスマス > ホワイトクリスマス
ということになりますね。
ブラッククリスマスの意味とは
ホワイトクリスマスがあるのだったら、もしやブラッククリスマスもあるのでは?と疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
雪が降らない真っ黒な状態のことをブラッククリスマスと呼ぶこともあるそうですが、実際に雪が降らないクリスマスのことは、グリーンクリスマスと呼ばれることが一般的なので、ブラッククリスマスという言葉はあまり使われません。
でもブラッククリスマスって、闇の中のクリスマス、という感じで、ティム・バートン監督の映画にありそうですよね。と思ったら、本当にありました!
ディズニーの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は、ティム・バートン監督の作品です。どちらかというと、真っ黒なイメージはハロウィンですが、主人公のジャックはある日偶然クリスマスの世界に迷い込んでしまい、その華やかさに惹きつけられる、というストーリーです。
|
ブラッククリスマス、という言葉にぴったりな作品なのではないでしょうか。
お正月に雪が降ったらホワイトお正月ではなく、富正月
ホワイトクリスマスがあるなら、ホワイトお正月というのもあるのでしょうか。実は、「ホワイトお正月~!」という言葉はありませんが、お正月に降る雨や雪のことは、「御降(おさがり)」と呼びます。
お正月に雨や雪の降る「御降(おさがり)」というものがあると、お正月は「富正月」と呼ばれ、「今年は豊作だぁー」なんて喜ばれたそうです。
ホワイトバレンタインデーはあるの?
クリスマス、お正月ときたら、次はバレンタインデーですよね。気候的には、クリスマスやお正月よりはバレンタインデーの方が雪の降っているイメージなので、ホワイトバレンタインデーを期待したいところですが、「ホワイトバレンタインデー」という言葉はあまり使われないようです。
バレンタインデーは、ピンクというイメージが強いからかな♪
グリーンクリスマスは雪の降らないクリスマスのこと
話はクリスマスからずれてしまいましたが、雪の降らないクリスマスのことを「グリーンクリスマス」と呼びます。
南半球のクリスマスは夏なので、グリーンクリスマスですね。
また、エコなクリスマス(地球環境に優しいクリスマス)という意味でもグリーンクリスマスという言葉は使われています。
では、みなさん、楽しいクリスマスを!